システム管理機能、つまり『TCO (Total Cost of Ownership)』機能によって、ThinkPad の電源をオンにした
り、ハードディスク・ドライブをフォーマットしたり、ソフトウェアをインストールしたりするなど、自分
のコンピューターを操作するのと同じようにクライアント・コンピューターをリモートで操作できます。
いったん ThinkPad を構成して使用可能にすれば、クライアント・システムおよびネットワーク上ですでに
統合されているソフトウェアの管理機能を使用して、システムを管理できるようになります。
シ シ シ ス ス ス テ テ テ ム ム ム 管 管 管 理 理 理
このトピックを読み、システム管理機能を習得してください。
Desktop Management
Management Interface
Desktop
Desktop
Management
ThinkPad のシステム UEFI BIOS は、System Management BIOS Reference Specification (SMBIOS) バージョン
2.6.1 と呼ばれるインターフェースをサポートします。SMBIOS はシステムのハードウェア・コンポー
ネントに関する情報を提供します。BIOS の役目は、BIOS 自体の情報とシステム・ボード上の装置に
関する情報についてデータベースを提供することです。この仕様書には、BIOS 情報にアクセスす
るための規格が記載されています。
Preboot
Preboot
Preboot eXecution
eXecution Environment
eXecution
Environment
Environment
Preboot eXecution Environment (PXE) テクノロジー (PXE 2.1 準拠) によって、サーバーから起動する (オペレー
ティング・システムまたは別の実行可能イメージをロードする) 機能が備わり、ThinkPad の管理を効率的
に行うことができます。ThinkPad は、PXE に必要なパーソナル・コンピューター機能をサポートしていま
す。たとえば、適切な LAN カードを使用すると、ご使用の ThinkPad を PXE サーバーから起動できます。
注 注 注 : : : RPL ご使用の ThinkPad では Remote Program Load (RPL) は使用できません。
Wake on
on LAN
LAN
Wake
Wake
on
LAN
Wake on LAN を使用すると、ネットワーク管理者は、管理用コンソールからコンピューターの電源
を入れることができます。
Wake on LAN をネットワーク管理ソフトウェアとともに使用すると、データ転送、ソフトウェア更新、
UEFI BIOS のフラッシュ更新など、さまざまな機能をリモート側から無人で実行できます。このような更
新作業は、時間の節約と、生産性向上のため、通常業務の後や週末に実行できます。通常の業務時間中に
お客様の仕事を中断する必要がなく、また LAN トラフィックを最小限に抑えることができます。
Wake on LAN 機能で ThinkPad の電源をオンにすると、『Network
されます。
Asset ID ID ID EEPROM
EEPROM
Asset
Asset
EEPROM
Asset ID EEPROM には、主要コンポーネントの構成やシリアル番号などのシステムに関する情報が含まれま
す。また、ネットワークのエンド・ユーザーに関する情報を記録できる空のフィールドが複数あります。
管 管 管 理 理 理 機 機 機 能 能 能 の の の 設 設 設 定 定 定
ネットワーク管理者がリモートで ThinkPad を制御するには、ThinkPad Setup プログラムのシステム管
理機能を設定して、ネットワーク・インターフェースを構成する必要があります。プログラムで、以
下の機能を構成できます。
• Wake on LAN
• Network Boot sequence
• Flash update
Interface
Interface
第 8 章. ソフトウェアのインストールと BIOS 設定および TCO 機能
Network』の起動デバイスの設定値が使用
Network
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