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NEC N8103-89 User Manual

NEC N8103-89 User Manual

Disk array controller (sata)
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本書は製品とともに大切に保管してください
Keep this manual carefully.
N8103-89
ディスクアレイコントローラ(SATA)
ユーザーズガイド
Disk Array Controller (SATA) User's Guide
製品をご使用になる前に必ず本書をお読みください。
本書は熟読の上、大切に保管してください。
Make sure you read this manual before using the product.
After reading this manual carefully, store it in a safe place.
855-900495-001-A 初版

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Summary of Contents for NEC N8103-89

  • Page 1 本書は製品とともに大切に保管してください Keep this manual carefully. N8103-89 ディスクアレイコントローラ(SATA) ユーザーズガイド Disk Array Controller (SATA) User's Guide 製品をご使用になる前に必ず本書をお読みください。 本書は熟読の上、大切に保管してください。 Make sure you read this manual before using the product. After reading this manual carefully, store it in a safe place. 855-900495-001-A 初版...
  • Page 2 NEC assumes no liability arising from the use of this product, nor any liability for incidental or consequential damages arising from the use of this manual regardless of Item (4).
  • Page 3 い。 Congratulations for your purchase of the Disk Array Controller. The User’s Guide describes how to install and use the N8103-89 Disk Array Controller (SATA) correctly and safely. Read the guide thoroughly before handling it. In addition, refer to this manual when you want to know how to use it or some malfunction occurs. Always keep the manual at hand so that you can see it as soon as possible if necessary.
  • Page 4 このユーザーズガイドは、必要なときすぐに参照できるよう、お手元に置いておくようにしてください。 「使用上のご注意」を必ずお読みください。 Keep this User's Guide at hand for quick reference at anytime necessary. Be sure to read this section carefully. 使用上のご注意 ~必ずお読みください~ NOTES ON USE - Always read the Notes - 本製品を安全に正しくご使用になるために必要な情報が記載されています。 The following includes information necessary for proper and safe operation of the product. 安全に関わる表示について...
  • Page 5 危険に対する注意・表示は次の3種類の記号を使って表しています。それぞれの記号は次 のような意味を持つものとして定義されています。 Precautions against hazards are presented with the following symbols. The individual symbols are defined as follows: (例) (Example) この記号は危険が発生するおそれがあることを表し ます。 記号の中の絵表示は危険の内容を図案化したも 注意の喚起 のです。 Attention This symbol indicates the presence of a hazard. (感電注意) An image in the symbol illustrates the hazard type. Precaution against electric shock (例) (Example)
  • Page 6: 本書で使用する記号とその内容 Symbols Used In This Manual And Warning Labels

    本書で使用する記号とその内容 Symbols Used in This Manual and Warning Labels 注意の喚起 Attentions 特定しない一般的な注意・警告を示します。 Indicates a general notice or warning that cannot be specifically identified. 感電のおそれがあることを示します。 Indicates that improper use may cause an electric shock. 高温による障害を負うおそれがあることを示します。 Indicates that improper use may cause personal injury. 発煙または発火のおそれがあることを示します。...
  • Page 7: 安全上のご注意 Safety Indications

    NEC does not assume any liability for accidents resulting in injury or death, or for any damages to property that may occur as a result of using the product in such facilities, equipment, or control systems.
  • Page 8 CAUTION 装置内に水や異物を入れない Keep water or foreign matter away from the server. 装置内に水などの液体、ピンやクリップなどの異物を入れないでください。火災や 感電、故障の原因となります。もし入ってしまったときは、すぐに本体装置の電源 をOFFにして電源コードをACコンセントから抜いてください。分解しないで販売店 または保守サービス会社に連絡してください。 Do not let any form of liquid (water etc.) or foreign matter (e.g., pins or paper clips) enter the server. Failure to follow this warning may cause an electric shock, a fire, or a failure of the server.
  • Page 9 <電源・電源コードに関する注意事項> Power Supply and Power Cord Use CAUTION 電源がONのまま取り付け・取り外しをしない Disconnect the power cord(s) before installing or removing the product in/from the server. 本体装置への取り付け・取り外しの際や、周辺機器との接続の際は必ず主電源に接 続している電源コードをACコンセントから抜いてください。 電源コードがACコンセ ントに接続されたまま取り付け・取り外しや接続をすると感電するおそれがありま す。 Make sure to power off the server and disconnect the power cord(s) from a power outlet before installing/removing the product in/from the server, or connecting with the peripheral devices.
  • Page 10 破損したケーブルコネクタを使用しない。 ネジ止めなどのロックを確実に行ってください。 Use only interface cables authorized by NEC and locate a proper device and connector before connecting a cable. Using an unauthorized cable or connecting a cable to an improper destination may cause a short circuit, resulting in a fire.
  • Page 11 CAUTION 腐食性ガスの存在する環境で使用または保管しない Do not use or store the product in the place where corrosive gases exist. 腐食性ガス(二酸化硫黄、硫化水素、二酸化窒素、塩素、アンモニア、オゾンなど) の存在する環境に設置し、使用しないでください。 また、ほこりや空気中に腐食を促進する成分(塩化ナトリウムや硫黄など)や導電 性の金属などが含まれている環境へも設置しないでください。装置内部のプリント 板が腐食し、故障および発煙・発火の原因となるおそれがあります。もしご使用の 環境で上記の疑いがある場合は、販売店または保守サービス会社にご相談ください。 Make sure not to locate or use the server in the place where corrosive gases (sulfur dioxide, hydrogen sulfide, nitrogen dioxide, chlorine, ammonia, ozone, etc) exist. Also, do not install it in the environment where the air (or dust) includes components accelerating corrosion (ex.
  • Page 12 項> <お手入れに関する注意事 Cleaning and Working wit h the Product WARNING 自分で分解・修理・改造はしない Do not disassemble, repair, or alter the server. 本製品の分解や、修理・改造は絶対にしないでください。装置が正常に動作しなく なるばかりでなく、感電や火災の危険があります。 Never attempt to disassemble, repair, or alter the product on any occasion. Failure to follow this instruction may cause an electric shock or fire as well as malfunctions of the product.
  • Page 13: During Operation

    <運用中の注意事項> During Operation CAUTION 雷がなったら触らない Avoid contact with the server during thunderstorms. 雷が鳴りだしたら、本製品内蔵の本体装置には、触れないでください。感電するお それがあります。 Disconnect the power plug from the outlet when a thunderstorm is approaching. If it starts thundering before you disconnect the power plug, do not touch any part of the server containing the product.
  • Page 14: 使用上のご注意 ~装置を正しく動作させるために

    使用上のご注意 ~装置を正しく動作させるために~ 本製品を使用するときに注意していただきたいことを次に示します。これらの注意を無視 して、 本製品を使用した場合、 資産(データやその他の装置)が破壊されるおそれがあります ので必ずお守りください。 本製品は Express5800 シリーズに Serial-ATA (SATA) 機器を接続するためのディ スクアレイコントローラです。他の目的では使用しないでください。 本製品は大変デリケートな電子装置です。本製品を取り扱う前に、本体装置の金 属フレーム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてください。本製品の取り扱 いは端の部分を持ち、表面の部品やコネクタと接続する部分には触れないように してください。また、本製品を落としたり、ぶつけたりしないでください。 本製品には、同一規格のハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼ぶ)を接続 してください。 本製品に接続可能な本体装置、増設用 HDD ケージ、HDD については、お買い求 めの販売店にお問い合わせください。 本製品は、 他の PCI ボード (ディスクアレイコントローラ、 ミラーリングボード、 SCSI コントローラ等)の混在使用を制限している場合があります。本製品を他の PCI ボードと混在してご使用になる場合は、混在が可能かどうかお買い求めの販 売店にご確認ください。 電波障害自主規制について この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラス A 情報 技術装置です。この装置を家庭環境で使用すると電波妨害を引き起こすことがあります。この...
  • Page 15: 本書について This Manual

    xiii 本書について This Manual 本書は、Windows などのオペレーティングシステムやキーボード、マウスといった一般的 な入出力装置などの基本的な取り扱いについて十分な知識を持ったユーザを対象として記 載されています。 The guide is intended for persons who are familiar with operating systems including Windows and fundamental operations of general-purpose I/O devices including the keyboard and mouse. <本書の記号について> Text Conventions 本書の中には安全に関わる注意記号の他に次の3種類の記号を使用しています。それぞれ の記号は次のような意味をもつものとして定義されています。 The following conventions are used throughout this User's Guide. For safety symbols, see "SAFETY INDICATIONS"...
  • Page 16: 第三者への譲渡について Transfer To Third Party

    For details on data erasure, ask your sales representative. NEC assumes no liability for data leakage if the product is transferred to third party without erasing the data.
  • Page 17: 廃棄について Disposal

    The device failure due to shock or thermal changes, as well as operator's misconduct, may cause loss of data. To avoid loss of data, NEC recommends that you should make a back-up copy of your valuable data on a regular basis.
  • Page 18: 本書で使用する略称 Abbreviations

    正 式 名 称 略 称 Formal title Abbreviation N8103-89 ディスクアレイコントローラ(SATA) 本書 ユーザーズガイド this manual N8103-89 Disk Array Controller (SATA) User’s Guide N8103-89 ディスクアレイコントローラ(SATA) 本製品またはディスクアレイコント N8103-89 Disk Array Controller (SATA) ローラ disk array controller or card N8103-93 増設バッテリ(SATA) 増設バッテリ N8103-93 Additional DAC Battery (SATA) additional battery N8154-01 増設用...
  • Page 19: Table Of Contents

    xvii 目 次 まえがき Preface ......................... i 使用上のご注意 ~必ずお読みください~ NOTES ON USE - Always read the Notes -..............ii 本書で使用する記号とその内容 Symbols Used in This Manual and Warning Labels ....iv 安全上のご注意 Safety Indications....................v 使用上のご注意 ~装置を正しく動作させるために~ ..............xii 本書について This Manual ......................xiii 梱包箱の中身について...
  • Page 20 xviii 第 3 章 本製品の機能について ..................21 1.リビルド............................21 1-1.マニュアルリビルド(手動リビルド)..................21 1-2.オートリビルド(自動リビルド).................... 21 2.メディアパトロール........................23 3.シンクロナイズ ........................... 24 4.エクスパンション ........................25 第 4 章 ランプ表示について....................27 1.本体装置のランプ表示 ........................ 27 2.トレーのディスクランプ表示...................... 28 第 5 章 ロジカルドライブの作成..................29 1.FastBuild Utility を使用する前に....................29 1-1.サポート機能...
  • Page 21: 第 1 章 概要

    第 1 章 概要 本製品を初めてお使いになる場合は、この章からお読みください。 ここでは、本製品の運用上必ずお守りしていただきたい事項、ならびに、本製品の特徴と ハードウェアのセットアップについて説明します。 1.運用上のご注意 ~必ずお守りください~ 本製品を安全に運用していただくため、以下の注意事項をお守りください。 1-1. WebPAM のインストールについて 本製品をオペレーティングシステム(以降「OS」と呼ぶ)上から管理することができる管理 ユーティリティ Web-based Promise Array Manager(以降「WebPAM」と呼ぶ)を必ずイン ストールしてください。WebPAM をインストールすることにより、 アレイシステム上発生したイベントや異常がイベントログに登録され、システム の障害解決や診断に有効活用できます。 ESMPRO を使って WebPAM のイベント情報を監視することが可能です。 マニュアルリビルド/メディアパトロール/シンクロナイズの実行やスケジュール 運転が可能になります。 WebPAM のインストール方法は、本製品添付の CD-ROM「S-ATA Array Management Software」内のオンラインマニュアル「N8103-89 ディスクアレイコントローラ(SATA)ソ フトウェアユーザーズガイド」をご覧ください。...
  • Page 22: 1-2.メディアパトロール/シンクロナイズによる予防保守

    1-2.メディアパトロール/シンクロナイズによる予防保守 ハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼ぶ)の後発不良に対する予防保守として、 メディ アパトロールやシンクロナイズを定期的に実施することをお勧めします。これらの機能に より、HDD の後発不良を早期に発見し修復することができます。どちらの機能も、 WebPAM のスケジュール機能により定期的に実施することができます。 メディアパトロールとシンクロナイズの詳しい機能については、 『第 3 章本製品の機能に ついて』をご覧ください。 スケジュールの間隔は週に 1 度実施されることを推奨していますが、お客さまの運用状況 に合わせ、少なくとも月に 1 度は実施されることをお勧めしています。 メディアパトロールやシンクロナイズを実施するためには、WebPAM のイ ンストールが必要になります。...
  • Page 23: 仕様

    2.仕様 項 目 仕 様 備 考 SATA Signal: 7pin SATA コネクタ数 内部 4 チャネル 64MB キャッシュ容量 PCI バス PCI2.3 準拠 66MHz PCI コネクタ ユニバーサル/32Bit 266MB/sec 最大 PCI バス転送レート デバイスインターフェース Serial ATA Generation1 対応 150MB/sec 最大データ転送レート 0, 1, 5, 10 RAID レベル...
  • Page 24: 本製品の特徴

    3.本製品の特徴 本製品は、Serial-ATA Generation1 対応の I/F コネクタが 4 チャネル搭載されています。 データ転送速度は、1 チャネルあたり最大 150MB/秒であり、低コスト、高パフォーマン スを実現しています。 さらに、N8103-93 増設バッテリ(SATA)(以降「増設バッテリ」と呼ぶ)と接続することで、 アクセス性能がより向上する「Write Back」モードでの運用が可能になります。また、増 設用 HDD ケージと接続することでホットスワップ機能も実現します。 本製品の特徴 最大 150MB/秒のデータ転送 64MB SDRAM メモリを搭載 1 ボードあたり最大 4 台の SATA HDD を接続可能(1 チャネル当たり 1 台) RAID レベル 0, 1, 5, 10 をサポート 増設バッテリを接続することにより、...
  • Page 25: 各部の名称と機能

    4.各部の名称と機能 本製品の各部の名称を以下に説明いたします。 (本製品表面) (本製品裏面)
  • Page 26 チャネル 1~4(Port 1~4) SATA デバイス機器を接続するためのコネクタです。 チャネル 2 チャネル 4 チャネル 3 チャネル 1 HW ラベル 本製品の管理レビジョンを表示しているラベルです。 増設バッテリ用コネクタ N8103-93 増設バッテリ(SATA)を接続するためのコネクタです。 I2C コネクタ I2C ケーブルを接続するコネクタです。 N コードラベル 本製品のNコードを表示しています。 N8103-89 HDD LED コネクタ 本体装置の DISK ACCESS ランプを点灯させるために、本体装置のマザーボードと接続 します。 PCI コネクタ 本体装置の PCI スロットに接続するコネクタです。...
  • Page 27: ハードウェアのセットアップ

    5.ハードウェアのセットアップ 次の手順に従って、本製品を本体装置に取り付けてください。 作業の前に本体装置のユーザーズガイドも必ずご覧になってください。 作業 フローは本体装置や装置構成、増設用HDD ケージの有無によって異なりま す。 作業開始前に本体装置の種類および装置構成を確認して正しいフローを 実施してください。 セットアップ開始 セットアップの準備 ブラケットの選択・取り付け 本製品の取り付け(増設バッテリ接続) LED ケーブルと SATA ケーブルの接続 増設用 HDD ケージの取り付け(*) SATA ケーブルのフォーミング I2C ケーブルの接続(*) セットアップ終了 (*)増設用 HDD ケージを使用しない場合は、作業はありません。...
  • Page 28: 5-1.セットアップの準備

    5-1.セットアップの準備 セットアップを行う前に、以下の注意事項をご覧ください。 本製品は、本体装置1台に対して1枚のみ実装可能です。複数枚の実装は できません。 PCI スロットには、本体装置により実装制限がある場合があります。取 り付ける前に本体装置のユーザーズガイドを確認してください。 本製品に接続するHDD は、同一規格のHDD を使用してください。本製 品に接続可能なHDD については、お買い求めの販売店にご確認くださ い。 本製品は、他のPCI ボード(ディスクアレイコントローラ、ミラーリング ボード、SCSI コントローラ等)の混在使用を制限している場合がありま す。本製品を他のPCI ボードと混在してご使用になる場合は、混在が可 能かどうかお買い求めの販売店にご確認ください。 すべてのアプリケーションを終了し、OS のシャットダウン処理を行います。 POWER スイッチを押して本体装置の電源をOFFにします。 本体装置の電源ユニットに接続している全ての電源コードをコンセントから抜き ます。 本体装置のユーザーズガイドの手順に従い、本体装置のサイドカバー等を外しま す。 本体装置サイドカバー等の取り付け/取り外し手順は、本体装置のユーザー ズガイドをご覧ください。...
  • Page 29: 5-2.ブラケットの選択・取り付け

    5-2.ブラケットの選択・取り付け 本製品はフルハイト PCI ブラケットが取り付けられています。ロープロファイルに対応し た PCI スロットに本製品を取り付ける場合は、添付のロープロファイル PCI ブラケットに 交換する必要があります。 フルハイト PCI ブラケットと本製品を固定しているネジ(2 本)を取り外します フルハイト PCI ブラケットを取り外します。 ロープロファイル PCI ブラケットを取り付けます。 ロープロファイル PCI ブラケットを手順 1 で取り外したネジ(2 本)で固定します。 フルハイト PCI ブラケット ロープロファイル PCI ブラケット ロープロファイルPCIブラケットからフルハイトPCIブラケットに取り替え る時も同じ手順です。...
  • Page 30: 5-3.本製品の取り付け

    5-3.本製品の取り付け 本製品を取り付ける PCI スロットの位置を確認し、対応する増設スロットカバー を取り外します。 取り外した増設スロットカバーは大切に保管してください。外したネジ は、本製品の取り付けに使用しますので、なくさないでください。 本製品は、PCI ホットプラグ機能には対応していません。本製品を抜き 差しする場合は、必ず本体装置の電源をOFF にして、電源コードをコン セントから抜いてください。 PCI スロットには、本体装置により実装制限がある場合があります。取り 付ける前に本体装置のユーザーズガイドをご覧ください。 本製品を PCI スロットにしっかりと差し込み、固定します。ネジで固定する場合 は、増設スロットカバーを取り外した時のネジを使用して固定します。 本製品 (ディスクアレイコントローラ) ネジ 増設バッテリを接続する場合も、同様の手順で取り付けてください。 本製品がPCI スロットにうまく取り付けられない場合は、一旦本製品を 取り外して、再度取り付けなおしてください。過度の力を加えると破損 するおそれがありますので注意してください。 増設バッテリの詳しい取り付け方法については、「N8103-93 増設バッ テリ(SATA)ユーザーズガイド」をご覧ください。...
  • Page 31: Led ケーブルと Sata ケーブルの接続

    5-4. LED ケーブルと SATA ケーブルの接続 本体装置添付の LED ケーブルを HDD LED コネクタに接続します。以下の図および接続 表を参照して接続してください。マザーボードへの接続については本体装置のユーザーズ ガイドをご覧ください。LED ケーブルが接続しづらい場合は、一旦本製品を PCI スロット から抜いて接続してください。 続けて、SATA ケーブルを本製品の SATA コネクタに接続します。本製品のチャネル番号 (Port 番号)と同じチャネル番号の SATA ケーブルを接続します。 Port4 1 2 3 4 HDD LED コネクタ Port3 LED ケーブル 黒色のケーブルを接続 赤色のケーブルを接続 (LED ケーブルが1本ケー ブルの場合は使用しない)...
  • Page 32: 5-5.増設用 Hdd ケージの取り付け

    5-5.増設用 HDD ケージの取り付け 増設用 HDD ケージを使用する場合は、増設用 HDD ケージに添付されているユーザーズ ガイドの手順に従って取り付けます。 5-6. I2C ケーブルの接続 増設用 HDD ケージを使用する場合は、 本製品添付の I2C ケーブルを接続します。 I2C ケー ブルの 3 ピンコネクタ(白)を本製品の I2C コネクタに接続し、 4 ピンコネクタ(黒)を増設用 HDD ケージに接続します。増設用 HDD ケージ側の接続先については、増設用 HDD ケー ジ添付のユーザーズガイドをご覧ください。 増設用 HDD ケージを使用しない場合は、I2C ケーブルを接続する必要はありません。 I2C コネクタ 3 ピンコネクタ(白)...
  • Page 33: 5-7.ケーブルのフォーミング

    5-7.ケーブルのフォーミング SATA ケーブルおよび I2C ケーブルを固定するため、以下の手順に従ってケーブルを フォーミングします。 ケーブルクランプの貼付 本製品添付のケーブルクランプを本体装置に貼り付けます。貼り付け位置はケー ブルをしっかりと固定できる任意の位置に貼り付けてください。本体装置によっ ては、貼付場所が無く、ケーブルクランプを使用できない場合がありますが、そ の場合もケーブルを束ねて、バラバラにならないようにフォーミングしてくださ い。 ケーブルクランプ 本体装置の筐体底板 ケーブルクランプを本体装置に貼り付ける前に、貼付箇所を乾いた布等 できれいに拭いてください。 本体装置によっては、本製品添付のケーブルクランプを使用せず、本体 装置の添付品を使用する場合があります。 詳しくは、 本体装置のユーザー ズガイドをご覧ください。...
  • Page 34 ケーブルのフォーミング ケーブルクランプのロックを解除し、ケーブルを束ねて固定します。 SATA ケーブル ケーブルクランプ I2C ケーブル SATA ケーブルをフォーミングした後、ケーブルに抜けがないこと、コネ クタに対してまっすぐに接続されていることを確認してください。...
  • Page 35: 第 2 章 Raid について

    第 2 章 RAID について ここでは、本製品がサポートしている RAID 機能について説明します。 1. RAID の概要 1-1. RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは 直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、ハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼 ぶ)を複数まとめて扱う技術のことを意味します。 つまり RAID とは複数の HDD を 1 つのアレイ(ロジカルドライブ)として構成し、これらを 効率よく運用することです。 これにより単体の大容量 HDD より高いパフォーマンスを得る ことができます。 アレイ(ロジカルドライブ)に構成されると、ホストコンピュータからは、複数の HDD が 1 つの HDD として認識されます。ホストコンピュータからのアクセスは、アレイ(ロジカル ドライブ)を構成している複数の HDD に対して並行して行われます。 また、使用する...
  • Page 36: 1-3.ロジカルドライブ(Logical Drive)

    1-3.ロジカルドライブ(Logical Drive) ロジカルドライブは複数の HDD のグループを表すもので、OS からは物理ドライブとして 認識されます。本製品の設定可能なロジカルドライブの数は、HDD を 4 台実装した場合で 最大 8 個になります。 次の図は本製品(ディスクアレイコントローラ)に HDD を 4 台接続し、3 台でロジカルドラ イブを作成、残りの 1 台をホットスペアディスクに設定した構成例です。 ディスクアレイコントローラ ロジカルドライブ1 チャネル1 (Port 1) LD 1-1 チャネル 2 (Port 2) LD 1-2 チャネル 3 (Port 3) LD x-x : ロジカルドライブに割り 当てられた...
  • Page 37: 1-6.ホットスペアディスク(Hot Spare)

    1-6.ホットスペアディスク(Hot Spare) ホットスペアディスクとは、冗長性のある RAID レベルで構成されたロジカルドライブ配 下の HDD に障害が発生した場合に、 代わりに使用できるように用意された予備の HDD で す。HDD の障害を検出すると、障害を検出した HDD を切り離し( オフライン)、ホットス ペアディスクを使用してリビルドを実行します。ホットスペアディスクには以下の 2 種類 の設定があります。 設定 特徴 Global Spare どのロジカルドライブの HDD が故障した場合でもホットスペアディス クとして機能します。メディアパトロールを実行することが可能です。 Dedicated Spare 指定したロジカルドライブの HDD が故障した場合のみ、ホットスペア ディスクとして機能します。メディアパトロールを実行することが可能 です。 ホットスペアディスクを設定するためには、本製品の管理ユーティリティ Web-based Promise Array Manager(以降「WebPAM」と呼ぶ)のインストー ルが必要です。...
  • Page 38: Raid レベル

    2. RAID レベル 本製品がサポートしている RAID レベルについて詳細な説明をします。 2-1. RAID レベルの特徴 各 RAID レベルの特徴は下表の通りです。 レベル 機 能 冗長性 特 徴 RAID0 ストライピング なし データ読み書きが最も高速 容量が最大 容量=HDD1 台の容量×HDD 台数 RAID1 HDD が 2 台必要 ミラーリング あり 容量=HDD1 台の容量 RAID5 HDD が 3 台以上必要 データおよび冗長データ...
  • Page 39: Raid1」について

    2-3.「RAID1」について 1 つの HDD に対してもう 1 つの HDD へ同じデータを記録する方式です。この方式を「ミ ラーリング」と呼びます。 1 台の HDD にデータを記録するとき同時に別の HDD に同じデータが記録されます。 一方 の HDD が故障したときに同じ内容が記録されているもう一方の HDD を代わりとして使 用することができるため、システムをダウンすることなく運用できます。 アレイコントローラ Disk 1 Disk 2 ストライプ 1 ストライプ 1 ストライプ 2 ストライプ 2 2-4.「RAID5」について RAID0 と同様に、データを各 HDD へ「ストライピング」方式で分散して記録しますが、 そのときパリティ(冗長データ)も各...
  • Page 40: Raid10」について

    2-5.「RAID10」について データを各 HDD へ「ストライピング」方式で分散し、さらにそれらのストライプを「ミ ラーリング」方式で記録しますので、RAID0 の高いディスクアクセス性能と、RAID1 の 高信頼性を同時に実現することができます。 アレイコントローラ Disk 1 Disk 2 Disk 3 Disk 4 ストライプ 1 ストライプ 2 ストライプ 1 ストライプ 2 ストライプ 3 ストライプ 4 ストライプ 3 ストライプ 4 ストライプ 5 ストライプ 6 ストライプ 5 ストライプ 6 RAID0 RAID0 RAID1...
  • Page 41: 第 3 章 本製品の機能について

    第 3 章 本製品の機能について 本製品が持つ機能を説明します。 1.リビルド リビルド(Rebuild)は、ハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼ぶ)に故障が発生した場 合に、故障した HDD のデータを復旧させる機能です。 『RAID1』や『RAID5』 、 『RAID10』 など、冗長性のあるロジカルドライブ対して実行することができます。 1-1.マニュアルリビルド(手動リビルド) 本製品の管理ユーティリティ Web-based Promise Array Manager(以降 「WebPAM」 と呼ぶ) を使用し、手動で実施するリビルドです。 HDD を選択してリビルドを実行することができ ます。 詳しい操作方法については、本製品添付の CD-ROM「S-ATA Array Management Software」 内のオンラインマニュアル「Web-based Promise Array Manager ユーザーズガイド」をご 覧ください。 1-2.オートリビルド(自動リビルド) WebPAM などのユーティリティを使用せず、自動的にリビルドを実行させる機能です。 オートリビルドには、以下の...
  • Page 42 リビルドを実行する場合は、以下の点に注意してください。 リビルドに使用するHDD は、故障したHDD と同一容量、同一回転数、 同一規格のものを使用してください。 リビルド中は負荷がかかるため、処理速度は低下します。 リビルド中は、本体装置のシャットダウンやリブートを実施しないでく ださい。万が一、停電などの不慮な事故でシャットダウンしてしまった 場合、速やかに電源の再投入を行ってください。自動的にリビルドが再 開されます。 ホットスワップリビルドを実行するためには、 増設用HDD ケージが必要 です。 故障したHDD を抜いてから新しいHDD を実装するまでに、90秒以上の 間隔をあけてください。 ホットスワップリビルドが動作しない場合は、マニュアルリビルドを実 行してください。...
  • Page 43: メディアパトロール

    2.メディアパトロール メディアパトロール(Media Patrol)は、HDD の全領域にリード&ベリファイ試験を実施す る機能です。メディアパトロールは、ロジカルドライブやホットスペアディスクに割り当 てられているすべての HDD に対して実行することができます。 メディアパトロールにより、HDD の後発不良を検出・修復することができるため、予防保 守として定期的に実施することを推奨します。メディアパトロールはスケジュール設定を 行うことにより、定期的に実施することができます。 『RAID1』や『RAID5』 、 『RAID10』など、冗長性のあるロジカルドライブを構成する HDD やホットスペアディスクに割り当てられた HDD の場合は、実行中に検出したエラーセク タを修復することができます。 冗長性のない 『RAID0』 のロジカルドライブを構成する HDD の場合は、エラーセクタを Bad Sector List(BSL)に登録して管理します。 メディアパトロール実行中の HDD へアクセスがあった場合は、メディアパトロールを一 時的に中断し、アクセスが完了すると中断した箇所から継続します。そのため、メディア パトロールによる性能低下はほとんどありません。 メディアパトロールを実行する場合は、以下の点に注意してください。 頻繁にHDD へアクセスがある環境では、 メディアパトロールの処理が進 みません。そのような環境では、メディアパトロールよりもシンクロナ イズを使った予防保守を推奨します。 メディアパトロールを実施するためにはWebPAM のインストールが必 要です。...
  • Page 44: シンクロナイズ

    3.シンクロナイズ シンクロナイズ(Synchronization)は、ロジカルドライブの整合性をチェックするための機 能です。 『RAID1』や『RAID5』 、 『RAID10』など、冗長性のあるロジカルドライブ対して 実行することができます。 シンクロナイズは、メディアパトロールと同様、スケジュール設定を行うことにより定期 的に実施することができます。 シンクロナイズは整合性をチェックするだけでなく、メディアパトロールと同様に、実行 中に検出したエラーセクタを修復することができるため、予防保守として使用できます。 シンクロナイズはメディアパトロールとは異なり、実行中のロジカルドライブに対してア クセスがあった場合でも一定の割合で処理を継続します。そのため、シンクロナイズ実行 中はシステムに負荷がかかり、処理速度が低下する場合があります。ただし、頻繁にアク セスがある環境では、メディアパトロールの処理を進めることができないため、シンクロ ナイズを使った予防保守を推奨します。 シンクロナイズを実行する場合は、以下の点に注意してください。 シンクロナイズを実施するためにはWebPAM のインストールが必要で す。 詳しい操作方法については、本製品添付のCD-ROM「S-ATA Array Management Software 」内のオンラインマニュアル「Web-based Promise Array Manager ユーザーズガイド」をご覧ください。...
  • Page 45: エクスパンション

    4.エクスパンション エクスパンション(Expansion)は、既存のロジカルドライブに HDD を追加し、ロジカルド ライブの容量を拡大する機能です。 エクスパンションを実行する場合は、以下の点に注意してください。 エクスパンション実行前に、必ずデータのバックアップとシンクロナイ ズを実施してください。 エクスパンション中は負荷がかかるため、処理速度は低下します。 クリティカル(Critical)状態のロジカルドライブには実行できません。 リビ ルドを実行し、ロジカルドライブを復旧した後で、エクスパンションを 実行してください。 エクスパンション中は、本体装置のシャットダウンやリブートを実施し ないでください。万が一、停電等の不慮の事故でシャットダウンをして しまった場合は、速やかに電源を再投入してください。再起動後、自動 的にエクスパンションが開始されます。 エクスパンションを実施するためにはWebPAM のインストールが必要 です。 詳しい操作方法については、本製品添付のCD-ROM「S-ATA Array Management Software 」内のオンラインマニュアル「Web-based Promise Array Manager ユーザーズガイド」をご覧ください。...
  • Page 46 例) RAID5 のロジカルドライブのエクスパンション 以下は、80GB HDD×3 台で構成された RAID5 のロジカルドライブに、80GB HDD を 1 台追加する場合の例です。 ロジカルドライブ(RAID5) 【実行前】 容量 = 160GB 80GB 80GB 80GB 80GB エクスパンション実行 ロジカルドライブ(RAID5) 【実行後】 容量 = 240GB 80GB 80GB 80GB 80GB...
  • Page 47: 第 4 章 ランプ表示について

    第 4 章 ランプ表示について 本製品は、増設用 HDD ケージと接続することでハードディスクドライブ(以降「HDD」 と呼ぶ)のアクセス状態や、故障やリビルド動作中などのステータスを確認することがで きます。また、本体装置添付の LED ケーブルを接続することで、アクセス時に本体装置前 面の DISK ACCESS ランプを点滅させることができます。 1.本体装置のランプ表示 ランプ ランプ表示 意味 DISK ACCESS ランプ HDD にアクセスしていません。 消灯 (緑色) HDD にアクセスをしています。 点滅 アクセスしていない状態でも、 ディスクアクセスランプが頻繁に点滅する場 合がありますが故障ではありません。 アクセスがない状態でも、 ESMPRO や本製品自身が行っている監視による アクセス、OS からアクセスが定期的に行われているためです。また、本製 品の性質上、1回のアクセスに対する点滅時間が長いため、これらのアクセ スに対して頻繁に点滅する場合があります。 本体装置のランプ表示は本体装置の種類によって異なります。 詳しくは本体 装置のユーザーズガイドを参照してください。...
  • Page 48: トレーのディスクランプ表示

    2.トレーのディスクランプ表示 ディスクランプ ランプ表示 意味 HDD にアクセスしていません。 緑色 消灯 高速点滅 HDD にアクセスしています。 HDD に電源が供給されています。HDD の故障ではあり アンバー色 立ち上げ時に点灯 ません。 HDD が故障しているか、SATA ケーブルが抜けているこ 稼動中に点灯 とを示しています。もし、HDD が故障している場合は直 ちに新しい HDD に交換し、リビルド処理を行ってくださ い。 低速点滅 リビルド処理が行われていることを示しています。 アクセスしていない状態でも、 緑色ランプが頻繁に点滅する場合があります が故障ではありません。 アクセスがない状態でも、 ESMPRO や本製品自身が行っている監視による アクセス、OS からアクセスが定期的に行われているためです。また、本製 品の性質上、1回のアクセスに対する点滅時間が長いため、これらのアクセ スに対して頻繁に点滅する場合があります。 本体装置によっては、増設用HDDケージが接続できなかったり、接続で きる増設用HDDケージが異なったりします。詳しくは、お買い求めの販...
  • Page 49: 第 5 章 ロジカルドライブの作成

    第 5 章 ロジカルドライブの作成 ここでは本製品のコンフィグレーションユーティリティ「FastBuild Utility」について説明 します。 1.FastBuild Utility を使用する前に 「FastBuild Utility」を使用する前に、サポート機能および注意事項をご覧ください。 1-1.サポート機能 ハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼ぶ)のモデル名/容量の情報表示 HDD の割り当て状態表示 ロジカルドライブの作成 RAID レベルの設定 Stripe Block サイズの設定 Fast Initialize の設定 Gigabyte Boundary の設定 Cache Mode の設定 ロジカルドライブの設定情報・ステータスの表示 ロジカルドライブの削除 エラー検出時の起動方法設定(Halt On Error) システムリソース情報の表示 スプリット機能 『スプリット機能』とは 本製品は、1 台の HDD を最大 2 個まで分割して使用することができるスプリット機能を サポートしています。分割された...
  • Page 50: 1-2.ロジカルドライブ作成時の注意事項

    1-2.ロジカルドライブ作成時の注意事項 ホットスペアディスクの設定について 本ユーティリティではホットスペアディスクの設定はできません。ホットスペア ディスクを設定する場合は、OS インストール後に本製品の管理ユーティリティ Web-based Promise Array Manager(以降 「WebPAM」と呼ぶ)から設定してくださ い。 なお、ロジカルドライブに割り当てられていない『Free』の状態の HDD でもス タンバイリビルドが実施されますが、 『Free』ディスクに対してはメディアパト ロールが実施されませんので、 WebPAM からスペアディスクに設定することを推 奨します。 スプリット機能を使用したロジカルドライブ構成について 本製品では、スプリット機能のサポートにより様々なロジカルドライブ構成を作 成することができますが、中にはトラブルの原因となりうる構成もありますので 注意してください。 以下に推奨する構成とサポート外の構成の例を挙げますので、 確認してからロジカルドライブを作成してください。 (1) 推奨するスプリット構成 (1-1) 同一容量の HDD で同一の RAID レベルが作成された構成 アレイコントローラ RAID5 LD1-1 LD1-2 LD1-3 LD サイズ: 160GB 80GB 80GB 80GB...
  • Page 51 (2) サポート外のスプリット構成 (2-1)異なる RAID レベルが作成された構成(その 1) アレイコントローラ RAID5 LD1-1 LD1-2 LD1-3 LD サイズ: 160GB 80GB 80GB 80GB LD2-1 LD2-2 LD2-3 RAID0 40GB 40GB 40GB LD サイズ: 120GB HDD 1 HDD 2 HDD 3 (120GB) (120GB) (120GB) (2-2)異なる RAID レベルが作成された構成(その 2) アレイコントローラ...
  • Page 52 (2-4)異なる容量の HDD で作成された構成 アレイコントローラ RAID5 LD1-1 LD1-2 LD1-3 LD1-4 LD サイズ: 240GB 80GB 80GB 80GB 80GB LD1-1 LD1-2 RAID1 40GB 40GB LD サイズ: 40GB HDD 1 HDD 2 HDD 3 HDD 4 (120GB) (120GB) (80GB) (80GB) (2-5)異なる HDD で作成された構成 アレイコントローラ RAID5 LD1-1 LD1-2...
  • Page 53: Fastbuild Utility の起動とメニュー

    2. FastBuild Utility の起動とメニュー 2-1. FastBuild Utility の起動 以下の POST 画面が表示されたら<Ctrl>+<F>キーを押して FastBuild Utility を起動します。 【POST 画面イメージ(ロジカルドライブ未設定時)】 FT SX4100 (tm) BIOS Version x.x.xxxx.xx (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. All rights reserved. Installed ECC DIMM: 64M No Array is defined... Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility... POST 中は<Pause>キーなどの操作に関係ないキーを押さないでくださ...
  • Page 54: Main Menu

    2-2. Main Menu FastBuild Utility を起動すると最初に表示される[Main Menu]画面です。ここから各種設定 を行うため<1>~<4>キーを押して画面を切り換えます。 <1>~<4>キーの入力は、標準キーボードから入力してください。テンキー からの入力は出来ません。 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Main Menu ] View Drive Assignments....[ 1 ] Define LD......[ 2 ] Delete LD......[ 3 ] Controller Configuration....[ 4 ] [ Keys Available ] Press 1..4 to Select Option [ESC] Exit [View Drive Assignments]...
  • Page 55: View Drive Assignments

    2-3. View Drive Assignments [Main Menu]で<1>キーを押すと以下の[View Drive Assignments]画面が表示されます。 この 画面では、HDD の情報とロジカルドライブの構成状態を確認することができます。 各チャネルの移動は矢印キー『↑』『↓』で移動します。情報のみの表示な ので設定項目はありません。 HDD を 4 台接続し、2 台で RAID1 のロジカルドライブを 2 個設定し、1 台で 例) RAID0 のロジカルドライブを作成した構成 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ View Drives Assignments ] Channel:ID Drive Model Capacity (MB) Assignment...
  • Page 56 [Assignment] HDD のロジカルドライブの構成状態が表示されます。 Assignment 意味 LD x-y 正常に動作可能であり、ロジカルドライブの一部として設定されてい る状態。 『x』はロジカルドライブ番号を示します。 『y』はロジカルドライブ内での HDD の割り当て番号を示します。 Free 「Assignment」が『Free』になっている場合は、以下の 3 通りのディ スクに該当します。 ロジカルドライブに割り当てられていないディスク オフラインになっているディスク スペアディスク HDD のモデル名の欄の容量と『Extent x』の欄に表示される容量とでは、 『Extent x』の欄の容量の方が少なく表示されます。これは、モデル名の欄 の容量が使用しているHDD の全容量を表示しているのに対して、『Extent x』の欄の容量は本製品が使用する管理領域を除いた容量を表示しているた めです。...
  • Page 57: Define Ld

    2-4. Define LD [Main Menu]で<2>キーを押すと以下の[Define LD Menu]画面が表示されます。 この画面ではロジカルドライブの新規作成および既存のロジカルドライブの情報・ステー タスの確認もできます。 例)HDD3 台での RAID5 構成 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Define LD Menu ] LD No RAID Mode Total Drv Capacity (MB) Status LD 1 RAID 5 159866 Functional LD 2 ----...
  • Page 58: Delete Ld

    2-5. Delete LD [Main Menu]で<3>キーを押すと以下の[Delete LD Menu]画面が表示されます。この画面か らロジカルドライブの削除を実行することができます。 例)HDD3 台での RAID5 構成 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Delete LD Menu ] LD 1 RAID 5 159866 Functional LD 2 ---- ---- ------ ---- LD 3 ---- ---- ------ ----...
  • Page 59: Controller Configuration

    2-6. Controller Configuration [Main Menu]で<4>キーを押すと以下の画面が表示されます。 この画面からエラー検出時の起動方法の設定、およびシステムリソースの確認を行うこと ができます。 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Adapter Configuration - Options ] Halt On Error : Disable [ System Resources Configuration ] Installed Memory Address : DEDF8000 Size : 64M Controller IRQ : 10 ATA IO Address : D800 XOR and HDMA IO Address : D400 Sequence Control IO Address : D000...
  • Page 60: Fastbuild Utility の終了

    2-7. FastBuild Utility の終了 <Esc>キーを押し[Main Menu]画面まで戻ります。 [Main Menu]の表示画面で<Esc>キーを押すと FastBuild Utility の終了を確認する メッセージが表示されます。 System is going to REBOOT! Are You Sure? Y – Reboot / Any key - Back FastBuild Utility を終了させる場合は、<Y>キーを押して本体装置を再起動させる か、電源を OFF にしてください。終了させない場合は、任意のキー(<Esc>キー など)を押してキャンセルしてください。...
  • Page 61: ロジカルドライブの作成

    3.ロジカルドライブの作成 ここでは FastBuild Utility 上でロジカルドライブ作成するときの操作について説明します。 3-1.ロジカルドライブの作成作業フロー ロジカルドライブの 作成開始 FastBuild Utility の起動 既存のロジカル ドライブがある? ロジカルドライブの 追加? [Delete LD] ロジカルドライブを削除する 「2-5. Delete LD」参照 [View Drive Assignments] HDD の接続確認 1) ”Free”で認識されているか 2) Disk の容量確認 [Define LD] ロジカルドライブの作成 1) RAID レベルの設定 2) Stripe Block の設定 3) Fast Init の...
  • Page 62: Fastbuild Utility の設定項目

    3-2. FastBuild Utility の設定項目 「FastBuild Utility」の設定項目一覧です。 メニュー 設定項目 備 考 View Drive Assignments – HDD の情報表示 Define LD RAID Mode RAID レベルを設定します Stripe Block Strip Block サイズを設定します Fast Init Fast Initialize の実施を設定します Gigabyte Boundary GB 単位での容量を設定します Cache Mode Write Cache のモードを設定します Delete LD –...
  • Page 63: 3-3.ロジカルドライブの作成方法

    3-3.ロジカルドライブの作成方法 FastBuild Utility を起動します。 [Main Menu] で<1>キーを押して[View Drive Assignments]を立ち上げます。 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ View Drives Assignments ] Channel:ID Drive Model Capacity (MB) Assignment 1:Mas MAXTOR 6Y080MO 80001 Extent 1 79933 Free 2:Mas MAXTOR 6Y080MO 80001 Extent 1 79933 Free...
  • Page 64 [Main Menu]で<2>キーを押して[Define LD Menu]を立ち上げます。 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Define LD Menu ] LD No RAID Mode Total Drv Capacity (MB) Status LD 1 ---- ---- ------ ---- LD 2 ---- ---- ------ ---- LD 3 ---- ---- ------...
  • Page 65 [Define LD Menu]で「RAID Mode」、「Stripe Block」、「Fast Init」、「Gigabyte Boundary」の設定を行います。設定値は矢印キー『↑』 『↓』でカーソルを対象の 項目に移動し、<Space>キーを押して変更します。 設定項目 初期値 設定可能値 RAID5 RAID0/RAID1/RAID5/RAID10 RAID Mode (RAID レベル) Stripe Block 64KB/NA 32KB/64KB/128KB/NA(*) Fast Init ON/OFF Gigabyte Boundary ON/OFF Cache Mode AutoSwitch AutoSwitch/WriteBack/WriteThru *: RAID レベルによっては「NA」と表示され、変更できない場合があります。 [RAID Mode] RAID レベルを設定します。目的に合わせて RAID レベルを選択してください。 [Stripe Block] ストライピングを行う際のデータ分割の単位です。設定値が大きいほどシーケン...
  • Page 66 設定項目の設定が完了したら、[Devices Assignments]で作成するロジカルドライ ブに使用する HDD を選択します。矢印キー『↑』 『↓』で対象の HDD にカーソ ル移動し、<Space>キーを押します。[Assignment]の表示が『N』→『Y』に変更 されると HDD がロジカルドライブに割り当てられたことを意味します。 ロジカルドライブの設定がすべて完了したら<Ctrl>+<Y>キーを押して構成情報を 保存します。 「Fast Init」の設定を『ON』に設定した場合、以下のメッセージが表示されます。 Fast Initialization を実施する場合は、再度<Ctrl>+<Y> キーを押します。Fast Initialization を実施しない場合は、その他の任意のキー(<Esc>キーなど)を押しま す。 Fast Initialization Option has been selected. It will erase the MBR data of the disks. <Press Ctrl-Y Key if you are sure to erase it> <Press any other key to ignore this option>...
  • Page 67 ロジカルドライブ作成後、以下の[Define LD Menu]画面が表示されます。作成し たロジカルドライブの情報を確認したい場合は、カーソルを対象のロジカルドラ イブに移動し<Enter>キーを押してください。[View LD Definition Menu]画面が表 示されます。前画面に戻る場合は<Esc>キーを押します。 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ View LD Definition Menu ] LD No RAID Mode Total Drv Capacity(MB) Status LD 1 RAID 5 80000 Functional Stripe Block: 64 KB Cache Mode: AutoSwitch [ Drives Assignments ] Channel:ID...
  • Page 68: 第 6 章 運用・保守

    第 6 章 運用・保守 1.保守サービス 保守サービスは NEC の保守サービス会社、および NEC が指定した保守サービス会社に よってのみ実施されますので、純正部品の使用はもちろんのこと、技術力においてもご安 心の上、ご都合にあわせてご利用いただけます。 なお、お客さまが保守サービスをお受けになる際のご相談は、弊社営業担当または代理店 で承っておりますのでご利用ください。 2.予防保守 2-1.データのバックアップ 万が一の場合に備え、定期的にハードディスクドライブ(以降「HDD」と呼ぶ)内のデータ をバックアップすることをお勧めします。 データのバックアップについては、本体装置のユーザーズガイドをご覧ください。 2-2.メディアパトロール/シンクロナイズによる予防保守 HDD の後発不良に対する予防保守として、 メディアパトロールやシンクロナイズを定期的 に実施することをお勧めします。これらの機能により、HDD の後発不良を早期に発見し修 復することができます。どちらの機能も、Web-based Promise Array Manager(以降 「WebPAM」と呼ぶ)のスケジュール機能により定期的に実施することができます。 メディアパトロールとシンクロナイズの詳しい機能については、 『第 3 章本製品の機能に ついて』をご覧ください。 スケジュールの間隔は週に 1 度実施されることを推奨していますが、お客さまの運用状況 に合わせ、少なくとも月に 1 度は実施されることをお勧めしています。...
  • Page 69: 保守機能について

    3.保守機能について 本製品で以下の保守機能をサポートしています。 Configuration on Disk(COD)機能 リビルド機能 クリティカルブート機能 3-1. Configuration on Disk(COD)機能 Configuration on Disk (COD)機能は、 コンフィグレーション情報を HDD 内部に記録する機 能です。この機能により、万一ディスクアレイコントローラが故障し、ディスクアレイコ ントローラの交換を行っても、コンフィグレーション情報が失われることはありません。 ディスクアレイコントローラ交換後、コンフィグレーション情報を HDD から読み込み、 正常に動作させることが可能です。 本製品はコンフィグレーション情報をディスクアレイコントローラ内に保 存しません。コンフィグレーション情報は、すべてHDD 内に記録/保存され ます。 3-2.リビルド機能 リビルド機能は、HDD に故障が発生した場合に、故障した HDD のデータを復旧させる機 能です。 『RAID1』や『RAID5』 、 『RAID10』など、冗長性のあるロジカルドライブ対して 実行することができます。 詳しくは『第 3 章.本製品の機能について』をご覧ください。 3-3.クリティカルブート機能...
  • Page 70: 本製品の交換

    4.本製品の交換 本装置を交換する際は以下の手順に従ってください。 本体装置の取り扱いについては、 本体装置のユーザーズガイドをご覧くださ い。 本体装置の電源を OFF にして、電源コードをコンセントから抜きます。電源が ON になっている場合は、OS のシャットダウン処理を行った後、本体装置の電源 を OFF にして電源コードをコンセントから抜いてください。 本体装置のサイドカバーや部品等を取り外します。 本製品に接続されているケーブル(SATA ケーブル、I2C ケーブル、LED ケーブル) を取り外します。 SATA ケーブルを取り外す前に、本製品のSATA コネクタとSATA ケーブ ルのチャネル番号を確認し、接続構成を必ず控えてください。 本製品を固定しているネジを外し、本体装置から取り外します。 増設バッテリが接続されている場合は、 本製品を取り外す前に、 増設バッ テリを本体装置から取り外してください。 取り外した増設バッテリは、 『N8103-93 増設バッテリ(SATA) ユーザー ズガイド』を参照し、交換後のボードに接続してください。 取り外したPCI スロットの位置を必ず控えてください。 交換用のボードを同じ PCI スロットに実装し、ネジで固定します。 手順...
  • Page 71: トラブルシューティング

    5.トラブルシューティング 本製品を使用した本体装置がうまく動作しないときや、ユーティリティが正しく機能しな いときは次の点について確認してください。また、該当する項目があったときは、処理方 法に従った操作をしてください。 (1)OS をインストールできない ロジカルドライブを作成しましたか? → FastBuild Utility を使ってロジカルドライブを作成してください。 正しいドライバを使用しましたか? → 本製品添付の CD-ROM「S-ATA Array Management Software」内のオンラ インマニュアル「N8103-89 ディスクアレイコントローラ(SATA)ソフト ウェアユーザーズガイド」で再確認してください。 (2)OS を起動できない 本製品がまっすぐ奥までPCI スロットに実装されていますか? → 正しく実装してください。 本製品を実装制限があるPCI スロットに実装していませんか? → 本体装置の実装制限を確認後、正しいスロットに実装してください。 上記の処置を実施しても認識されない場合は、ディスクアレイコントローラの故 障が考えられます。契約されている保守サービス会社、または購入された販売店 へ連絡してください。 HDD が増設用HDD ケージの奥まで、しっかり実装されていますか?(増設 用HDD ケージを使用している場合) → 正しく実装してください。...
  • Page 72 (3)HDD が故障した → 契約されている保守サービス会社、または購入された販売店へ連絡してく ださい。 (4)リビルドが実行できない リビルドするHDD の容量が少なくありませんか? → 故障した HDD と同じ容量のディスクを使用してください。 ロジカルドライブのRAID レベルが、RAID0 ではありませんか? → RAID0 には冗長性がないためリビルドができません。故障した HDD を交 換して、再度ロジカルドライブを作成してください。 WebPAM の設定が正しく設定されていますか? →WebPAM の設定項目の中には、 リビルドの動作を制限するものもあります。 詳しくは、本製品添付の CD-ROM「S-ATA Array Management Software」 内のオンラインマニュアル「Web-based Promise Array Manager ユーザー ズガイド」をご覧ください。 (5)メディアパトロールが実行できない HDD が『Free』の状態ではありませんか? →...
  • Page 73 Contents Chapter 1 Overview ......................55 1. Notes on Use - Always Follow These Notes - ................55 1-1. Installation of WebPAM....................... 55 1-2. Preventive Maintenance by Media Patrol/Synchronization ..........55 2. Specification ..........................56 3. Features of Disk Array Controller ....................57 4.
  • Page 74 Chapter 5 Creating Logical Drive ..................83 1. Before Using FastBuild Utility..................... 83 1-1. Support Functions ......................83 1-2. Notes on Creation of Logical Drive ..................84 2. Starting and Menus of FastBuild Utility..................87 2-1. Starting FastBuild Utility...................... 87 2-2.
  • Page 75: Chapter 1 Overview

    Manual rebuild, media patrol, and/or synchronization can be executed and scheduled. For the installation of WebPAM, refer to the online manual "N8103-89 Disk Array Controller (SATA) Supplementary Setup Procedure" saved in the "S-ATA Array Management Software" CD-ROM coming with the card.
  • Page 76: Specification

    2. Specification Item Specification Remarks Number of SATA connectors 4 internal channels SATA Signal: 7pin Cache capacity 64 MB PCI bus Conforming to PCI2.3 PCI connector Universal/32 bits 66 MHz Maximum PCI bus transfer rate 266 MB/sec Device interface Serial ATA Generation1 available Maximum data transfer rate 150 MB/sec...
  • Page 77: Features Of Disk Array Controller

    Support of RAID levels 0, 1, 5, and 10 Operation in WriteBack mode enabled by connection of additional battery Report monitoring with use of NEC ESMPRO enabled by installation of WebPAM Automatic detection of fault drive Replacement of defected HDD enabled without system shutdown (hot-swap) (in...
  • Page 78: Names And Functions Of Sections

    4. Names and Functions of Sections This section describes the sections on the card. (Front view) (Rear view)
  • Page 79 The connector is connected with an I2C cable. N code label Indicates the N code of the card. N8103-89 HDD LED connector The connector allows the card to be connected to the motherboard in the server in order to illuminate the DISC ACCESS lamp on the server.
  • Page 80: Hardware Setup

    5. Hardware Setup Install the disk array controller in a server in the following procedure. Before the installation, always refer to the User’s Guide of the server. The job flow varies depending on the server type, system configuration, and existence of additional HDD cage. Check the server type and device configuration before the installation to follow the correct flow.
  • Page 81: Prepare For Setup

    5-1. Prepare for setup Note the following before the setup. Only a single disk array controller can be installed in a server. Some limitation may be imposed to the installation on the PCI slot depending on the type of the server. Before the installation, check the Notice limitation following the User’s Guide of the server.
  • Page 82: Selecting And Installing Bracket

    5-2. Selecting and Installing Bracket The card is previously equipped with a full-height PCI bracket. To install the card on a PCI slot suit to the low profile, the full-height PCI bracket should be replaced with the low-profile PCI bracket coming with the card. Remove the screws (2) fixing the full-height PCI bracket to the card.
  • Page 83: Installing The Disk Array Controller

    5-3. Installing the Disk Array Controller Confirm the position of the PCI slot in which the disk array controller is installed and remove the corresponding additional slot cover. Save the removed additional slot cover carefully. The removed screw will be used to install the card. Do not lose them. The card does not support the PCI hot-plug feature.
  • Page 84: Connecting Led And Sata Cables

    5-4. Connecting LED and SATA Cables Connect the LED cable coming with the card to the HDD LED connector. For the connection, see the figure below and the connection table. For the connection to the motherboard, refer to the User’s Guide of the server. If it is hard to connect the LED cable, pull out the card from the PCI slot once and connect the cable to the card.
  • Page 85: Installing Additional Hdd Cage

    5-5. Installing Additional HDD Cage To install an additional HDD cage in the server, see the procedure described in the User’s Guide coming with the additional HDD cage. 5-6. Connecting I2C Cable To use the additional HDD cage, connect the card to the cage through the I2C cable coming with the card.
  • Page 86: Forming Cables

    5-7. Forming Cables To fix the SATA and I2C cables appropriately, form the cables in the following procedure. Attachment of cable clamp Attach the cable clamp coming with the card on the server. Attach the cable clamp at an arbitrary position where cables can be fixed securely. Some servers do no have any area available for the attachment of the cable clamp.
  • Page 87 Cable forming Release the lock of the cable clamp. Bundle the cables to fix them. SATA cable Cable clamp I2C cable After forming the SATA cable, make sure that the cable is not loose and inserted to the mating connector straight. Notice...
  • Page 88: Chapter 2 Raid

    Chapter 2 RAID This chapter describes the RAID features which the disk array controller supports. 1. Overview of RAID 1-1. What is RAID (Redundant Array of Inexpensive Disks)? RAID is an abbreviation for "Redundant Array of Inexpensive Disks." The RAID technology allows more than one hard disk drive (HDD) to be handled collectively.
  • Page 89: Raid Levels

    1-2. RAID Levels The record mode enabling the RAID feature includes several levels. Among the levels, the disk array controller supports the following levels; RAID 0, RAID 1, RAID 5, and RAID10. The number of HDDs required to create a logical drive varies depending on the RAID level as shown in the table below.
  • Page 90: Logical Drive

    1-3. Logical Drive A logical drive is configured with a group of more than one HDD. It is recognized as a physical drive by OS. Up to eight logical drives are permitted by the card when four HDDs are installed in the server. The figure below shows a sample configuration in which the disk array controller is connected with four HDDs, three of which create a logical drive and the remaining HDD is set to a single hot-spare disk.
  • Page 91: Hot-Spare Disk

    1-6. Hot-Spare Disk The hot-spare disk is prepared as an auxiliary HDD substituting for a defected HDD included in a logical drive which is configured at a redundant RAID level. Detecting a HDD fault, the system disconnects the HDD (or makes it offline) and starts rebuild using the hot-spare disk.
  • Page 92: Raid Levels

    2. RAID Levels This section details the RAID levels which the disk array controller can support. 2-1. Characteristics of RAID Levels The table below lists the characteristics of the RAID levels. Level Function Redundancy Characteristics RAID0 Striping Data read/write at the highest rate Largest capacity Capacity: (capacity of single HDD) ×...
  • Page 93: Raid1

    2-3. RAID1 In the RAID1 level, data saved in a HDD is recorded to another HDD without change. The mode is called "mirroring." When data is recorded to a single HDD, the same data is recorded to another HDD. If either of the HDDs is defected, the other HDD containing the same data can substitute for the defected HDD.
  • Page 94: Raid10

    2-5. RAID10 Data is distributed to HDDs by striping and the stripes are recorded by mirroring. Therefore, RAID10 can realize the disk access performance as high as RAID0 and the reliability as high as RAID1 at a time. Disk array controller Disk 1 Disk 2 Disk 3...
  • Page 95: Chapter 3 Features Of Disk Array Controller

    Chapter 3 Features of Disk Array Controller This chapter describes the features of the disk array controller. 1. Rebuild If a HDD is defected, the rebuild feature can recover the data in the defected HDD. The rebuild can be applied to redundant logical drives in the RAID1, RID5, or RAID10 level. 1-1.
  • Page 96 Note the following for the rebuild: The HDD to be used for rebuild should have the same capacity, number of revolutions, and standard as the defected HDD. During rebuild, the processing rate is decreased due to much load. Notice During rebuild, do not shut down or reboot the server. If the server is shut down by an unforeseen accident such as power interruption, turn on the power again as soon as possible.
  • Page 97: Media Patrol

    2. Media Patrol The media patrol gives the read & verify test in the entire area of HDDs. It can be done for all HDDs assigned to logical drives and hot-spare disks. The media patrol allows subsequent defects of HDDs to be detected and repaired. Accordingly, routine media patrol is recommended as preventive maintenance.
  • Page 98: Synchronization

    3. Synchronization The synchronization checks consistency among logical drives. It is available for redundant logical drives in the RAID1, RAID5, or RAID10 level. Similar to the media patrol, routine synchronization can be done by scheduling. The synchronization can not only check consistency but also repair detected error sectors in the same way as the media patrol.
  • Page 99: Expansion

    4. Expansion The expansion adds one or more HDDs to an existing logical drive to increase the capacity of the logical drive. Note the following for the expansion: Before expansion, data backup and synchronization should always be done. During expansion, the processing rate is decreased due to much load. Notice Expansion is unavailable for a logical drive in the critical state.
  • Page 100 Ex: Expansion of logical drive in RAID5 The figure below shows an example of adding a single 80GB HDD to a RAID5 logical drive configured with three 80GB HDDs. Logical drive ( RAID5 ) [Before execution] Capacity = 160GB 80GB 80GB 80GB 80GB...
  • Page 101: Chapter 4 Lamp Indications

    ACCESS lamps may blink frequently. This does not indicate the occurrence of a failure. It is caused by routine monitoring accessed by NEC ESMPRO or the disk Notice array controller itself or periodical accesses from OS. In addition, due to the nature of the disk array controller, the blinking period against a single access is rather long.
  • Page 102: Indications Of Disk Lamps On Trays

    Without accesses, the green lamp may blink frequently. This does not indicate the occurrence of a failure. It is caused by routine monitoring accesses by NEC ESMPRO or the disk array controller itself or periodical accesses from OS. In addition, due to the...
  • Page 103: Chapter 5 Creating Logical Drive

    Chapter 5 Creating Logical Drive This chapter describes the disk array controller configuration utility "FastBuild Utility." 1. Before Using FastBuild Utility Before using the FastBuild Utility, see the support functions and notes described below. 1-1. Support Functions Indicating model names and capacities of HDDs Indicating assignments of HDDs Creating logical drive Setting RAID level...
  • Page 104: Notes On Creation Of Logical Drive

    1-2. Notes on Creation of Logical Drive Setting hot-spare disk FastBuild Utility cannot set hot-spare disks. To set hot-spare disks, use the disk array controller management utility WebPAM after OS is installed. For free HDDs unassigned to any logical drives, standby rebuild can be done but media patrol cannot.
  • Page 105 (2) Unsupported split configurations (2-1) Configuration of logical drives in different RAID levels (1) Disk array controller RAID5 LD1-1 LD1-2 LD1-3 LD size: 160GB 80GB 80GB 80GB LD2-1 LD2-2 LD2-3 RAID0 40GB 40GB 40GB LD size: 120GB HDD 1 HDD 2 HDD 3 (120GB) (120GB)
  • Page 106 (2-4) Configuration of logical drives created by HDDs of different capacities Disk array controller RAID5 LD1-1 LD1-2 LD1-3 LD1-4 LD size: 240GB 80GB 80GB 80GB 80GB LD1-1 LD1-2 RAID1 40GB 40GB LD size: 40GB HDD 1 HDD 2 HDD 3 HDD 4 (120GB) (120GB)
  • Page 107: Starting And Menus Of Fastbuild Utility

    2. Starting and Menus of FastBuild Utility 2-1. Starting FastBuild Utility When the POST screen shown below appears, press the [Ctrl] + [F] keys to start FastBuild Utility. [POST screen image (no setting of logical drive)] FT SX4100 (tm) BIOS Version x.x.xxxx.xx (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc.
  • Page 108: Main Menu

    2-2. Main Menu After starting FastBuild Utility, the Main Menu appears first. Then press any of the [1] - [4] keys to display the screen on which you can make required settings. Type [1] - [4] on the standard keyboard. The numerical keypad is unavailable.
  • Page 109: View Drive Assignments

    2-3. View Drive Assignments If you press [1] on the Main Menu, the [View Drive Assignments] screen shown below appears. On the screen, you can see the HDD information and the logical drive configuration status. To move from a channel to another, use the arrow keys "↑" and "↓." The information-only screen includes no setting items.
  • Page 110 [Assignment] Indicates the configurations of logical drives by HDDs. Assignment Description LD x-y Normally operable. Set as a part of a logical drive. x: Logical drive number y: Number assigned to HDD in logical drive The HDD can be any of the following three types of disks if this Free column is set to "Free."...
  • Page 111: Define Ld

    2-4. Define LD If you press [2] on the Main Menu, the [Define LD Menu] screen shown below appears. The screen allows you to create logical drives and see the information and status of existing logical drives. Ex: Configuration of logical drive in RAID5 by three HDDs FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc.
  • Page 112: Delete Ld

    2-5. Delete LD If you press [3] on the Main Menu, the [Delete LD Menu] screen shown below appears. The screen allows you to delete logical drives. Ex: configuration of logical drive in RAID5 by three HDDs FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Delete LD Menu ] LD 1 RAID 5...
  • Page 113: Controller Configuration

    2-6. Controller Configuration If you press [4] on the Main Menu, the screen shown below appears. This screen allows you to set the boot procedure at detection of an error and also see the system resources. FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Adapter Configuration - Options ] Halt On Error : Disable [ System Resources Configuration ]...
  • Page 114: Terminating Fastbuild Utility

    2-7. Terminating FastBuild Utility Press the [Esc] key to return to the Main Menu. If you press [Esc] on the Main Menu, the message asking you whether FastBuild Utility may be terminated appears. System is going to REBOOT! Are You Sure? Y –...
  • Page 115: Creating Logical Drive

    3. Creating Logical Drive This section describes the creation of a logical drive on FastBuild Utility. 3-1. Job Flow of Creation of Logical Drives Start creation of logical drives Start FastBuild Utility Are there existing logical drives? Are logical drives added? [Delete LD] Delete logical drives.
  • Page 116: Setting Items Of Fastbuild Utility

    3-2. Setting Items of FastBuild Utility The table below lists the setting items of FastBuild Utility. Menu Setting item Remarks View Drive Assignments – Indicates HDD information. Define LD RAID Mode Set RAID level. Stripe Block Set stripe block size. Fast Init Specify execution of fast initialization.
  • Page 117: Logical Drive Creation Procedure

    3-3. Logical Drive Creation Procedure Start FastBuild Utility. Press the [1] key on the Main Menu to activate [View Drive Assignments]. FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ View Drives Assignments ] Channel:ID Drive Model Capacity (MB) Assignment 1:Mas MAXTOR 6Y080MO 80001 Extent 1...
  • Page 118 Press the [2] key on the Main Menu to activate [Define LD Menu]. FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ Define LD Menu ] LD No RAID Mode Total Drv Capacity (MB) Status LD 1 ---- ---- ------ ---- LD 2 ----...
  • Page 119 Set "RAID Mode," "Stripe Block," " Fast Init" and "Gigabyte Boundary" on [Define LD Menu]. To change a setting value, move the cursor to the targeting item by using the arrow keys "↑" and "↓" and press the [Space] key. Setting item Initial value Available values...
  • Page 120 After completing the setting items, select HDDs used for logical drives to be created in [Devices Assignments]. Move the cursor to a targeting HDD by using the arrow keys "↑" and "↓" and press the [Space] key. The change of [Assignment] from "N"...
  • Page 121 FastBuild (tm) Utility (c) xxxx-xxxx Promise Technology, Inc. [ View LD Definition Menu ] LD No RAID Mode Total Drv Capacity(MB) Status LD 1 RAID 5 80000 Functional Stripe Block: 64 KB Cache Mode: AutoSwitch [ Drives Assignments ] Channel:ID Drive Model Capacity (MB) Assignment...
  • Page 122: Chapter 6 Operation And Maintenance

    Chapter 6 Operation and Maintenance 1. Maintenance Service Service representatives subordinate to or authorized by NEC provide services of the disk array controller with use of genuine parts and high technical capabilities. You can get the services for your own convenience.
  • Page 123: Maintenance

    3. Maintenance The disk array controller supports the following maintenance features Configuration on Disk (COD) feature Rebuild feature Critical boot feature 3-1. Configuration on Disk (COD) Feature The COD feature records the configuration information in HDDs. The feature prevents the configuration information from being lost if the disk array controller is defected and replaced.
  • Page 124: Replacement Of Disk Array Controller

    4. Replacement of Disk Array Controller Replace the disk array controller in the following procedure: For the handling of the server, refer to the User’s Guide of the server. Check With the power of the server being ON, shut down OS, turn off the power of the server, and pull out the power cords from the receptacles.
  • Page 125: Troubleshooting

    Have logical drives been created? → Create logical drives using FastBuild Utility. Is the correct driver used? → See the online manual "N8103-89 Disk Array Controller (SATA) Supplementary Setup Procedure" saved in the "S-ATA Array Management Software" CD-ROM coming with the card.
  • Page 126 (3) HDD failed → Contact your service representative. (4) Rebuild cannot be executed. Is the capacity of the HDD to be rebuilt rather small, isn’t it? → Use a disk having the same capacity as the defected HDD. Is the RAID level of the logical drive RAID0, isn’t it? →...
  • Page 127 July 2005, Ver. 1 日本電気株式会社 東京都港区芝五丁目 7 番 1 号 TEL(03)3454-1111(大代表) NEC Corporation 5-7-1, Shiba, Minato-ku, Tokyo, Japan TEL (03)3454-1111 (main) © NEC Corporation 2005 日本電気株式会社の許可なく複製 ・ 改変などを行うこと はできません。 Reprinting or changing of this document without prior approval of NEC is prohibited.
  • Page 128 N8103-89 ディスクアレイコントローラ (SATA) ユーザーズガイド N8103-89 Disk Array Controller (SATA) User's Guide 855-900495-001-A 本書は再生紙を使用しています。 This manual is printed on recycled paper.

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